青木「野球選手になって良かった」初のポストシーズンで持ち味発揮

[ 2014年10月1日 16:23 ]

ワイルドカードゲームを制し、チームメートと抱き合って喜ぶロイヤルズの青木(AP)

ワイルドカードゲーム ロイヤルズ9―8アスレチックス

(9月30日 カンザスシティー)
 ロイヤルズが延長12回にもつれ込む死闘の末、逆転サヨナラ勝ちでワイルドカードゲームに勝利。大リーグ3年目で初のポストシーズン出場となった青木は安打こそなかったが、9回に同点に追いつく右犠飛を放って勝利に大きく貢献した。

 試合前、ヨースト監督に“キーマン”に指名されていた青木。2点を追う1回には二ゴロ封殺で一塁に残ると、すかさず仕掛けて二盗に成功。相手バッテリーを揺さぶって、5番バトラーの適時打で生還した。

 継投策が裏目に出て一時は3―7とリードを許したロイヤルズだったが、8回に3安打に4盗塁を絡めて1点差に。9回は1死二塁から代走のダイソンが三盗を敢行すると、青木が右翼へ飛球を打ち上げ、試合を振り出しに戻した。

 延長12回には1点のリードを許したが、その裏に3安打に盗塁を絡めて2点を挙げてサヨナラ勝ち。ワールドシリーズを制した1985年以来、29年ぶりの地区シリーズ進出を決めたヨースト監督は「信じられない。うちの選手は決して諦めなかった」と選手たちを称えた。

 ▼青木の話 9回は自分を信じることができた。意外と冷静だった。いい仕事ができた。本当にすごい試合だった。こういう雰囲気で野球をやりたかった。野球選手になって良かった。

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2014年10月1日のニュース