オリ望みつないだT―岡田V弾 最短Vは10・4

[ 2014年9月30日 05:30 ]

<楽・オ>8回1死二、三塁 勝ち越しの右越え3ランを放ちベンチに向かってガッツポーズするTー岡田

パ・リーグ オリックス7-4楽天

(9月29日 コボスタ宮城)
 さあ、10・2決戦だ!2位・オリックスは29日、楽天に逆転勝ちし、連敗を3で止めた。0―4から追いつくと、8回にT―岡田外野手(26)が右翼席中段へ決勝の22号3ランを叩き込んだ。これで首位・ソフトバンクに0・5ゲーム差に接近。優勝決定は早くても10月2日の直接対決(ヤフオクドーム)まで持ち込まれ、大一番に勝てばオリックスに優勝マジック1か2が点灯する。

 閉じかけていた奇跡の扉をこじ開けた。同点の8回1死二、三塁。T―岡田はクルーズが投じた151キロ直球を思い切り振り抜いた。「完璧だった」。バットを持ったまま右手を高々と掲げて走りだす。推定135メートルの22号決勝3ランは右翼席中段に突き刺さった。

 「絶対に勝たないといけない試合。思わず(ガッツポーズが)出てしまいました。みんながつないでくれたので、絶対に決めてやろうと思った」

 重苦しい空気を振り払うような豪快な一発だった。25日にマジック7を点灯させながら、26日から3連敗。27日の日本ハム戦(札幌ドーム)では、中田にサヨナラ弾を打たれてマジックが消滅した。試合後、中田が記者に囲まれる姿を、T―岡田はにらみつけてからバスに乗り込んだ。普段は温厚で、優しい青年が珍しく感情をあらわにした。口には出さず、静かに闘志を燃やしていた。

 全員が同じ思いだ。3回までに4点のビハインドを背負ったが、5回に9番・伊藤が2点適時打を放ち、反撃ののろしを上げる。7回にはキャプテン・坂口の2点適時打で追いつき、流れを引き寄せた。4点差の逆転勝ちは今季最大タイ。直接対決まで望みをつないだ森脇監督は「“負けられない”と人に言われなくても分かっている。客観的に見ても、12球団でうちが一番諦めの悪いチーム」と言った。

 30日の楽天戦にはエース金子が先発する。当初は10・2決戦に回る予定だったが、29、30日の楽天戦で連敗すると優勝が消滅する状況に陥ったことで、急きょ繰り上がった。このため、直接対決には中4日でディクソンの先発が有力視される。

 まだ大きな山を乗り越えなければゴールは見えないが、この1勝で息を吹き返したのは確か。最短Vは10月4日。T―岡田は「僕たちは勝つしかない」と言葉に力を込めた。

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