中田CS王手サヨナラ弾 平野佳討ち「完璧です」

[ 2014年9月28日 05:30 ]

<日・オ>サヨナラ本塁打を放ち、大喜びの中田

パ・リーグ 日本ハム3-2オリックス

(9月27日 札幌D)
 日本ハム・中田がプロ7年目で初めて到達したシーズン100打点を、派手に決めた。同点の延長10回1死。「完璧です。1球で仕留められるように集中していました」と平野佳の148キロ直球を強振した。12年4月15日の楽天戦(札幌ドーム)以来、2年ぶり2本目のサヨナラ弾を左翼スタンド中段に突き刺した。

 クライマックスシリーズ(CS)王手弾だった。4位・楽天が敗れたため、28日にもCS進出が決まる。試合前まで4・5ゲーム差まで迫られていたが「“焦らず自分たちの野球をやろう”と声を掛け合っていた」。同点に追いついた7回1死一、二塁で遊ゴロ併殺に倒れたことで、より一層気合が入っていた。

 この日、今季限りでの現役引退を表明した金子誠について、「凄く大きな存在」と、同じく今季限りで引退する稲葉同様「兄」のように慕う。「一緒にユニホームを着られる残り試合も少ない。最後は2人と一緒に喜びたい」。自らの節目は関係ない。若き主砲は勝利のために、自らを大きく成長させてくれた先輩のために、4番の仕事を果たした。

 ≪28日にもCS決定≫日本ハムのCSクリンチナンバーは2となり、28日にも2年ぶりのCS進出が決まる。条件は日本ハムがソフトバンクに勝ち、楽天が西武に敗れた場合のみで、それ以外なら29日以降に持ち越しとなる。

続きを表示

2014年9月28日のニュース