坂本勇人独占手記 ダルさんに井端さんに学び考えたシーズン

[ 2014年9月27日 09:30 ]

ビールかけで一休みする坂本だったが、追い打ちを掛けるように日本酒を浴びせられる

巨人 3年連続36度目セ・リーグ優勝

 【坂本勇人独占手記】3年連続のリーグ優勝。チームも個人も苦しい一年でしたが、最後にみんなで一緒に笑うことができて良かったです。いろんな部分をみんなでカバーし合いながら、何とか勝つことができました。正直、ホッとしています。

 数字を見ても分かる通り、僕自身、あまり良いシーズンを送れていません。一言で言えば中途半端。打率も打点も、まだまだ物足りないですね。チームは、苦しむ中でも「ここで1本」というときに日替わりで誰かが打ってきて。大事なところで勝つ。不思議な戦いぶりだなと交流戦の終わりごろから思ってました。

 今年から井端さんとヤスさん(片岡)が同じチームになって、いろいろと話を聞けました。特に井端さんは同じショート。参考になるものはどんどん取り入れました。例えば、スローイング。捕球から送球まで余裕があるときは安定しなくて難しいなと思っていましたが「一瞬、間をつくってあげた方がいいよ」と教えていただいて。井端さんはグラブをすっと上に上げて、間をつくる。こんなふうに今年は守備では発見があった年でしたね。

 11年4月から続いていた連続試合出場が5月1日に(662で)止まりました。首痛もあって自分で「スタメンでは出られないです」と伝えました。残念とかはなくて、悔しさだけです。記録は途絶えましたが、年々、体調管理には工夫を凝らしています。去年はオフにダルビッシュさん(レンジャーズ)と一緒にトレーニングをさせてもらいました。意識の高さ、知識の豊富さに驚かされました。あれだけ凄い投手が、あんなに頭を使って野球に取り組んでいるのは刺激になりました。サプリメント一つにしても何を取るかだけでなく、飲むタイミングや順番まである。そこまで考えているのか、とただただ驚きでした。考えないといけないと痛感させられました。メジャーの試合は時間が合えば見ますね。田中(ヤンキース)もさすが。初勝利のときは連絡しましたよ。まあ、何回もしたら鬱陶(うっとう)しいと思うので、それ以降はしてませんが(笑い)。

 野球以外の面では登場曲の「Let It Go」について、聞かれることが多かった。決めたのは開幕直前。友達に薦められて。CMで流れていて僕も良い曲だと知ってました。たしか前日に球団の方に伝えたんですよ。曲名が分からなかったから、鼻歌で。映画もDVDが発売してからですが見ました。面白かったですね。実はCSでは、さらに「雪だるまつくろう~♪」も使おうと思ってるんです。皆さん盛り上がってくださいね。またCSに向けて頑張ります。日本一への応援もよろしくお願いします。(読売巨人軍内野手)

 ▽Let It Go 13年公開のディズニーアニメ映画「アナと雪の女王」の挿入歌。雪と氷の女王・エルサが王国から逃げ出した直後に流れる曲で、呪縛から解放されて人目を気にせず魔法を使える喜びや葛藤を表現する。日本語吹き替え版では「ありのままで」と訳され、エルサ役を松たか子、その妹でエルサを救う旅に出るアナを神田沙也加が務めた。

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