金子 流れ変えた15勝 2位でM点灯なら16年ぶり珍事

[ 2014年9月25日 05:30 ]

<オ・西>ヒーローインタビューで笑顔の金子(右)と伊藤

パ・リーグ オリックス1-0西武

(9月24日 京セラD)
 負ければ逆転優勝がさらに遠ざかる一戦でエースの務めを果たした。オリックス・金子が8回5安打無失点と貫禄の投球で15勝目。右腕の力で、首位ソフトバンクとの差を1・5ゲームに縮めた。

 決して調子が良かったわけではない。「先制点を取られると、攻撃も後手、後手になってしまう。きのうは零敗しているし、流れを切れたら」という責任感が力みを招く。ボールが先行する場面が多く、2回は先頭から2者連続で四球。3回までは毎回走者を背負った。

 それでも、先に点をやらないのがエース。「こういうしびれる試合で投げることを想定して頑張ってきた。練習で楽をして結果は出ない」。新年の誓いは「ビールは飲めないが、ビールかけはやりたい!」。個人記録ばかりと闘う秋は退屈だった。そのため昨オフは米ハワイ自主トレから、常に優勝をイメージして走り込んだ。「ストライクゾーンで勝負しようと切り替えた」と4回以降はリズムを取り戻し、7回の味方の連打を呼び込んだ。これで今季の対西武戦は3試合に登板し、計24回1/3を無失点と完璧に抑えている。

 これで15勝目。最多勝争いで西武・岸、楽天・則本に2勝差をつけ、4年ぶりのタイトルをほぼ手中に収めた。2年連続で15勝以上は、球団では佐藤義則(現楽天投手コーチ)以来、29年ぶりの快挙だ。チームがソフトバンクに1・5ゲーム差に迫ったのは、実に今月2日以来、22日ぶりだ。そして金子は言った。「クライマックスシリーズ(出場)は決まっているけど、僕たちの目指すところはまだ決まっていない。優勝争いをいい経験で終わらせたくない」――。

 残り9試合。2位ながらも、最短で25日にもオリックスに優勝マジック「7」が点灯する可能性がある。18年ぶりの優勝に向け、金子が再びチームを上昇気流に乗せた。そして、エースの次戦はソフトバンクと今季最後の直接対決となる10月2日(ヤフオクドーム)。そこまでは逆転優勝の夢をつなぎたい。

 ▼オリックス・森脇監督(接戦を制し)攻守にわたって高い集中力を見せてくれた。

 ≪25日にも2位オリックスにM≫オリックスが勝ちソフトバンクが敗れた結果、25日にも2位オリックスに優勝へのマジックナンバー7が点灯する。条件はオリックスが西武に勝ち、ソフトバンクが楽天に△か●、オリックスが引き分けでソフトバンクが●。なお、2位チームにマジックが点灯すると10年の阪神以来。パでは98年西武以来16年ぶりの珍しいケースとなるがどうか。

 ≪ソフトバンクM点灯は最短26日≫ソフトバンクのマジック点灯は最短で26日に。条件はソフトバンクが25日と26日の楽天戦に連勝。その間、オリックスが西武に連敗することでM1が出る。

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