原監督 25日にも3連覇舞い 今季を象徴、適時打なしで2点

[ 2014年9月25日 05:30 ]

<中・巨>グラウンドでは厳しい表情だった原監督もバスの中ではこらえきれず笑顔を見せる

セ・リーグ 巨人4-1中日

(9月24日 ナゴヤD)
 原監督、名古屋で初舞いだ。巨人は24日、菅野智之投手(24)が6回を3安打無失点と好投し、4―1で中日に快勝。2位の広島がヤクルトに敗れたため、優勝へのマジックは一気に2つ減って「2」になった。25日に、巨人が勝つか引き分けて広島が敗れると巨人のリーグ3連覇が決定。原辰徳監督(56)が自身7度目のリーグ制覇に王手をかけた。

 ゴールテープがはっきりと見えた。マジックは中日に快勝した時点で「3」。試合後に広島が敗れて「2」に減った。25日にも、09年以来5年ぶりのリーグ3連覇が決定。それでも原監督はファイティングポーズを解くことはなかった。

 「まだ、現実には(マジックが)1つ減ったとは思いますが。一足飛びにはいきません」

 今季の集大成とも言うべき内容で競り勝った。「あまりチャンスはなかったですが、非常に運もあったと思います」。0―0の投手戦で、動いたのは5回だ。

 先頭の村田が右前打で出塁。続く亀井にヒットエンドランのサインを送り、右前打で一、三塁とチャンスを広げた。大田の打席では、フルカウントからランエンドヒットを指示。大田は三振したが、走った亀井が二塁ベースカバー荒木の失策を誘い、三塁走者が先制のホームを踏んだ。なおも1死一、三塁では、菅野のセーフティースクイズで追加点。1点を奪うのも難しい出来だった相手エース・大野から、適時打なしで2点を奪った。

 「今年は接戦を勝ち抜く。そういう覚悟で臨みます」。そう言ったのは8月中旬。どう1点を奪うか、どう守るか。主力であっても、交代選手の方に分があると思えば、迷いなく代える。先発も、控えも関係ない総力戦はチーム全体の意識を高めた。「今年のチームの良さは団結力。誰も自己犠牲をいとわない」。一体感を肌で感じている。

 試合前、9月は打率・135と低迷し、守備固めの起用が続くロペスを呼んだ。ティー打撃で自らトス役を務め、5分以上にわたる直接指導。時にワンバウンドのトスや身ぶりを交えながら迷える助っ人と向き合った。6回の守備から一塁に入ったロペスは、8回2死二、三塁で貴重な追加点となる左前適時打。「監督からアドバイスをいただき、何とかしたい思いが強かった」と一発回答のロペス。指揮官の覚悟の下、線が太い束として結実しつつある。

 02年4月3日、監督として初勝利を挙げたのがナゴヤドームでの中日戦。その地で初めて胴上げされる瞬間が迫ってきた。苦しみ、たどり着いた頂点を前にしても、今年の巨人の戦い方は変わらない。一分の隙も、見せようはずがない。

 ≪過去6度は全て2試合以内≫巨人がマジックを2とし3連覇に王手をかけた。広島が25日のヤクルト戦に敗れ、巨人が中日戦に勝つか引き分けで優勝が決まる。原監督指揮下でリーグ優勝に王手をかけてからV決定までの星取りを出すと(カッコ内は同日マジック対象チームの星取り)
02年M2○●(ヤ○●)
07年M1○ (中―)
08年M2○ (神●)
09年M1○ (中●)
12年M1○ (中○)
13年M1●○(神△●)
14年M2  ?
 過去6度は全て2試合以内に優勝を決めているが今季はどうか。

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