小川監督の辞任決定「トータルでは悔しい」フロント入りへ

[ 2014年9月23日 05:30 ]

<ヤクルト練習>練習前、ナインんの前で辞任のあいさつを小川監督(左から2人目)

 ヤクルトの小川淳司監督(57)が22日、2年連続で最下位に低迷している責任を取り、今季限りでの辞任を衣笠剛球団社長兼オーナー代行(65)に申し入れ、受理された。10月6日の最終戦まで指揮を執る。来季監督は真中満チーフ打撃コーチ(43)の昇格が確実で、シーズン終了後にも発表される。

 都内の球団事務所で会見した小川監督は「ずっと下位にいたので、いつ自分が線を引かないといけないかという思いがあった。(成績不振の)要因はたくさんあるが、監督の采配が一番大きい」と自らを責めた。10年途中に監督代行を務め、11年から4年間指揮を執った。11年には優勝争いを繰り広げながら2位に終わり「トータルで考えると、悔しいというその一言」と振り返った。

 球団はフロント入りを要請。シーズン終了後にも結論を出すこととなるが、今後もチームを支えていく可能性は高い。この日、神宮で行われた全体練習前には、選手やスタッフらを集めて辞任を伝え「個人のため、チームのためにも残り全部勝つつもりで頑張っていこう」と訓示した。残り11試合。「小川ヤクルト」の集大成を見せる。 

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