激闘制する値千金の一発!山田「入ってくれと祈っていた」

[ 2014年9月21日 19:03 ]

<巨・ヤ>声援に応えるヤクルト・山田

セ・リーグ ヤクルト7―6巨人

(9月21日 東京D)
 両チーム合わせて26安打、延長11回に及んだ4時間10分の激闘を制する一発を放ったヤクルト・山田は「疲れました。何とか勝って良かった」と話し、チームの連敗を3で止めたことを喜んだ。

 苦しい試合だった。リーグ3連覇へ突き進む巨人の勢いに押され、3回までに3点のビハインド。4回に同点に追いついても、すぐさま勝ち越し弾を浴びた。だが、2点を追う9回、土壇場で意地をみせた。巨人の守護神マシソンを攻め、先頭・相川の二塁打を足がかりに1死二、三塁から谷内の遊ゴロで1点差に。さらに続く川端が中前適時打を放って追いついた。
 
 突入した延長戦。10回、相川の右前適時打で勝ち越し、この試合初めてリードを奪った。その裏、バーネットが同点に追いつかれたが、なおも1死二、三塁のピンチを何とかしのいだ。11回、先頭で打席に入った山田は「とにかく三振しないように。食らいついていこう」。カウント2ボール2ストライクからの5球目。叩いた打球はバックスクリーン左へと吸い込まれた。

 「入ってくれとずっと祈っていました」と山田。この25号ソロを含め、この日は2安打で今季通算177安打。残り11試合での200安打達成に向け「ホームランの数にこだわりはないので、ヒットを狙って次の試合も頑張りたい」と力を込めた。

 小川監督は「よく打ってくれた」と山田弾に感謝。チームはリーグ最下位と苦しい状況に変わりはないが「打つ方も投げる方もよく粘った」とナインを称えた。

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