相手指揮官も脱帽 パイレーツが新本拠地では初となる三重殺

[ 2014年9月15日 19:02 ]

二塁ベース上で一塁へ送球するパイレーツのウォーカー (AP)

ナ・リーグ パイレーツ7―3カブス

(9月14日 ピッツバーグ)
 パイレーツは14日に行われたカブスとの一戦で09年にシンシナティで記録したレッズ戦以来となるトリプルプレーを見せた。

 0―3と3点をリードされたパイレーツは4回、無死一、二塁の場面でカブスのスクザーが放った三塁線への鋭い打球をサードのハリソンがうまく処理して目の前のベースを踏み、まずワンアウト。その後、ボールは素早く二塁ベース上のウォーカーに渡り、最後はファーストのランボーに転送され「5-4-3」のトリプルプレーを完成させた。

 巧みなグラブさばきを見せたハリソンは「トリプルプレーだぜ。打者走者が足の速いスクザーだったからどうかと思ったけれどな」と開場して14年が経つ本拠地PNCパークでは初となる三重殺にご満悦。チームも5回に一挙6点を奪い逆転勝ちした。

 一方、カブスのレンテリア監督は「ハリソンが実に冷静に素晴らしいプレーを見せた。あれは本能的というべきかな…見事なトリプルプレーだったよ」と脱帽。いい当たりが一転してトリプルプレーとなったスクザーは「しっかりボールをとらえたのに最悪だ」と嘆いた。

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