伊東監督 母にささげた 観戦その日に鬼門ヤフオクD連敗ストップ

[ 2014年9月15日 05:30 ]

<ソ・ロ>7回無失点で3勝目を挙げた唐川(右)は伊東監督(左)とナインを出迎える

パ・リーグ ロッテ1-0ソフトバンク

(9月14日 ヤフオクD)
 開幕戦から続いたヤフオクドームでの連敗が止まった。9戦目にして「鬼門」で今季初勝利。ロッテ・伊東監督は「ここまで勝てなくて遅咲きだったけど最後の九州でやっと呪縛が解けた」と安どの笑顔を見せた。

 先発の唐川の快投が勝利を呼び込んだ。ソフトバンクの強力打線を相手に直球を軸にした強気の投球を見せ、7回4安打無失点で3勝目。「開幕3連敗の中には僕が投げた試合もあったので、何とか(ヤフオクドームで)勝ちたかった」。今季の勝利は全てソフトバンク戦で挙げている。

 伊東監督には負けられない理由があった。母・レイ子さん(78)が昨年のロッテ監督就任後、初めて故郷の熊本から球場に応援に駆けつけたからだ。「最近はあまり体調が良くなくて。ロッテのユニホーム姿を生で見せるのは初めてだよ」。掲げる「守り勝つ野球」を象徴する1―0で母に白星をささげた。「苦しい試合で(母親は)逆に体を悪くしたかも。勝利が何よりのプレゼントだね」。地元・九州でこれ以上ない親孝行ができた。

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2014年9月15日のニュース