風が変わった 福留 待望の一撃「いいホームランでした」

[ 2014年9月14日 17:32 ]

<神・広>7回表1死、福留は均衡を破る右越えソロホームランを放ち、阪神ファンの大歓声を受け一周する

セ・リーグ 阪神5―0広島

(9月14日 甲子園)
 風向きが変わったことに気が付いていた。7回、1死。阪神・福留の右方向への打球は、甲子園特有の浜風に邪魔されることなく、スタンドへ。待望の先制点が入った。

 「いいホームランでした」と福留。この一発で均衡を破ると、代打西岡の右中間適時三塁打、上本の適時内野安打と続き、8回にはマートンのトドメの一撃。好投のメッセンジャーに報いる終盤の鮮やかな攻撃だった。

 「関さん(関本)や新井さんだったらシングルヒット」と冗談も飛び出すほど、西岡も上機嫌。「今年は給料泥棒になってしまいましたが、残り試合は全力で戦うことを誓います」と言えば、福留も「選手は誰ひとり諦めていません」。

 残り試合は14。可能性がある限り、大きな目標に向かって戦い続ける。

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2014年9月14日のニュース