清武氏 書籍の復刻版出版差し止め 読売側が勝訴

[ 2014年9月13日 05:30 ]

判決後、記者会見する元巨人代表の清武氏

 巨人の球団代表を解任された清武英利氏が取材に関わった書籍の復刻版出版をめぐり、読売新聞東京本社と「七つ森書館」(東京)が争った訴訟で、東京地裁は12日、出版差し止めと、七つ森書館に171万円の支払いを命じる判決を言い渡した。

 東海林保裁判長は、書籍の著作権が読売側にあり、復刻版の販売は著作権侵害に当たると判断。清武氏が代表解任の経緯を書いた「あとがき」が復刻版に加えられ、著者名が「読売社会部清武班」と変えられたことについて「著作者の意に反する改変だ」と指摘した。

 清武氏は都内で会見し、「たくさんの人に評価してもらった本なのに、著者の一人として大変残念だ」と語った。

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2014年9月13日のニュース