黒田 今季最短3回1/3KOで9敗目 日米通算3000投球回達成お預け

[ 2014年9月10日 11:31 ]

レイズ戦の3回、マウンドで渋い表情のヤンキース・黒田(AP)

ア・リーグ ヤンキース3―4レイズ

(9月9日 ニューヨーク)
 ヤンキースの黒田が9日(日本時間10日)、ニューヨークでのレイズ戦に先発し、3回1/3、67球を投げて9安打4失点、無四球5三振で9敗目(10勝)を喫した。3回1/3でのKOは今季最短。ヤンキースは3―4で敗れて2連敗となった。

 7回1失点で5年連続の2桁勝利を挙げた3日のレッドソックス戦から中5日。黒田は1回、先頭のゾブリストを速球で見逃し三振に斬ると、デヘスス、ロンゴリアは空振り三振。三者連続三振と最高の立ち上がりを見せた。

 しかし2回、先頭の4番ロニーに初球の甘く入った速球を右越えソロ本塁打とされ、先制点を献上。3回にはハニガンとゾブリストにともに初球の速球を狙われ、連打を許して1死一、二塁のピンチを招くと、3、4番のロンゴリアとロニーに連続適時打を浴びてさらに2点を失った。4回には1死を取った後、8番キアマイアーから3連打を打たれ、追加点を許した場面で降板した。

 黒田は試合前、野茂英雄氏以来2人目となる日米通算3000投球回到達にあと5回2/3と迫っていたが、偉業達成はお預けとなった。

 イチローは「7番・右翼」で出場し、3打数2安打1盗塁。5回に左前打で出塁して後続の適時打で生還し、7回には遊撃内野安打を放った。

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