済美 上甲正典監督死去 常総 木内元監督「野球に全身全霊 惜しい人を」

[ 2014年9月2日 16:41 ]

2013年4月、第85回選抜高校野球大会で決勝進出を決め、笑顔の上甲監督

 高校野球の監督として2度のセンバツ優勝を果たした済美(愛媛)の監督、上甲正典(じょうこう・まさのり)氏が2日午前、胆道がんのため死去したことに、関係者からは悼む声が相次いだ。

 1993年、98年と上甲氏が率いる宇和島東高と甲子園で対戦した茨城・常総学院を指揮し、かつて上甲監督とともに甲子園を沸かせた、木内幸男元監督は「攻めの監督だった。野球に全身全霊を注いでいた。惜しい人をなくした。後に残った人が弔い合戦をやらなくてはならない」と、名将の死を惜しんだ。

 済美で04年選抜に優勝した教え子の日本ハム・鵜久森淳志外野手は「プロに入れたのは監督のおかげ。人一倍厳しくしてもらったから今こうしていられる。“人より1・5倍やれ”と言われ、その言葉は大事にした」と恩師の言葉を今でも大切にしている。

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