済美 上甲正典監督が死去 67歳、胆道がん…センバツ2度制覇

[ 2014年9月2日 10:47 ]

2013年4月、第85回選抜高校野球大会で決勝進出を決め、笑顔の上甲監督

 高校野球の監督として2度のセンバツ優勝を果たした済美(愛媛)の監督、上甲正典(じょうこう・まさのり)氏が2日午前、胆道がんのため愛媛県東温市の病院で死去したことが関係者の話で分かった。67歳。愛媛県出身。葬儀・告別式は4日午後1時から松山市湊町6の3の5、ムラタホール市駅で。喪主は長女夕美枝(ゆみえ)さん。

 8月中旬に体調を崩し、入院していた。

 宇和島東から龍谷大に進み、卒業後は薬局を経営しながら1976年に母校・宇和島東の監督に就任。88年にはセンバツ初出場初優勝に導いた。02年に済美の監督となり、04年のセンバツで創部3年目にして初優勝。昨春のセンバツではエース・安楽を擁して準優勝した。安楽は今秋ドラフト上位候補に挙がっている。

 上甲氏の主な教え子には岩村(ヤクルト)、福井(広島)、鵜久森(日本ハム)らがいる。甲子園で指揮を執る際には微笑みながら指示を送り、高校野球ファンの間では「上甲スマイル」が人気となっていた。

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