49歳・山本昌 5日阪神戦で今季初先発へ 登板すれば記録更新

[ 2014年9月2日 07:23 ]

中日の山本昌

 「49歳の初陣」だ。球界最年長の中日・山本昌が5日の阪神戦(ナゴヤドーム)で今季初登板することが1日、濃厚となった。

 前日から1軍に合流した大ベテランは、この日のナゴヤドームでの練習で左翼、右翼のポール間を走り込み、入念に調整。2日からの神宮遠征には参加しないが、週末のホームでの阪神戦に照準を合わせた。

 「遅かったですけど、何とか合流できて良かった。投げてみないとわからないが、ちゃんと調整はしているつもり」

 8月11日に49度目の誕生日を迎えた左腕。日本プロ野球の最年長出場記録は浜崎真二(阪急)が1950年にマークした48歳10カ月で、登板すれば自動的に64年ぶりの記録更新となる。ただ、チームは目下6連敗中と泥沼にいるだけに「記録のことは関係ない。チーム状況の方が大事」と、自身の投球で流れを変える気込みだ。

 なかなか調子が上がらず、真夏のナゴヤ球場で子供のような年齢の若手と汗を流してきたが、気持ちはまったく萎えていない。219個目の白星を目指し、ついに1軍マウンドに立つ。

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2014年9月2日のニュース