432球の松井投手「精神的にも体力的にも相当こたえている」

[ 2014年8月29日 18:06 ]

第59回全国高校軟式野球選手権大会準決勝 中京0-0崇徳

(8月29日 明石トーカロ)
 延長16回から再開された試合は30回を終えても0―0で譲らず、30日に31回から再開されることになった。

 29日は、ともに早々と好機を迎えたが得点できなかった。その後は中京の松井大河投手と崇徳の石岡樹輝弥投手が調子を上げ、ホームを踏ませなかった。

 1人で30回を投げ抜いた両投手は試合後、対照的な表情を浮かべた。432球を投げた松井投手は「精神的にも体力的にも相当こたえている」と話すのもやっとの様子。391球の石岡投手は「(広島市の土砂災害で)被災した方々を元気づける思いで投げた」と笑顔で取材に応じた。

 松井、石岡ともに打線の援護がなく、疲労は深刻だ。31回から始まる3日目に向け、中京・平中監督は「次はここぞという場面で動く」と先手を意識し、崇徳・中河監督は「とにかく気持ちで負けないこと」と精神面を説いた。

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2014年8月29日のニュース