黒田7回2失点も…日本人初の全球団制覇持ち越し ヤ軍サヨナラ負け

[ 2014年8月29日 05:04 ]

タイガース戦で先発したヤンキースの黒田(AP)

ア・リーグ ヤンキース2―3タイガース

(8月28日 デトロイト)
 ヤンキースの黒田博樹投手(39)は28日(日本時間29日)、デトロイトでのタイガース戦に先発し、7回4安打2失点と好投したが、勝敗は付かず。日本選手初の全30球団制覇の偉業は来季以降に持ち越しとなった。

 今月5日のタイガース戦で7回3失点と試合をつくりながらも白星がつかず、日本選手初、大リーグ全体でも14人目という快挙を逃していた黒田。再挑戦となったこの日は2回、1死からカステラノスとケリーの連打で1死一、三塁のピンチを招き、8番アビラに中犠飛を打たれて先制点を献上。3、4回は三者凡退に抑えたが、2―1と味方が逆転した5回には2死三塁から1番デービスに適時打を許し、同点に追いつかれた。それでも6、7回は再び3人ずつで抑えて先発の役目を果たしたが、ヤンキースは4回途中から9回2死まで16人連続アウトとなり、黒田を援護できなかった。黒田は5シーズン連続の2桁勝利もお預けとなった。

 ヤンキースは2―3でサヨナラ負け。イチローは8回に代打で登場して空振り三振に倒れ、右翼の守備にも就いた。

 ▼イチローの話(9回2死一、二塁からのフェンス直撃のサヨナラ打を右翼から追うも届かず)いろんなものを考えることはない。もう、いくしかないでしょう。(打球との距離は)僕もよく分からない。

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