阪神 和田監督続投へ 球団社長「それが基本方針」

[ 2014年8月28日 05:30 ]

<巨・神>10回1死一塁、勝ち越し2ランを放ったゴメス(右)を出迎える和田監督

 今季で3年契約が切れる阪神の和田豊監督(51)が来季も指揮を執ることが27日、決定的になった。

 同日、南信男球団社長が来季続投について「それが基本方針」とし、本人に要請する意向を明らかにした。和田監督の受諾に支障はないとみられる。シーズン残り30試合。優勝争いの佳境を前に、指揮官の進退問題は決着に向かうことになった。

 和田監督は就任1年目の2012年は5位に終わった。昨季は2位と巻き返し、今季も61勝52敗1分けで首位の巨人に1・5ゲーム差の2位と9季ぶりのリーグ優勝を狙える位置につけている。

 今季は開幕直後に西岡が大ケガで長期離脱したが、上本を代役に据え、好スタートを切った。また、梅野、岩崎、岩貞ら新人も巧みに抜てき。後半戦では3年目の伊藤隼が台頭し、若手育成にも手腕を発揮した。

 ◆和田 豊(わだ・ゆたか)1962年(昭37)9月2日、千葉県生まれの51歳。我孫子から日大に進学し、ロス五輪で金メダル獲得。84年ドラフト3位で阪神に入団。巧打の内野手としてレギュラーで活躍した。打撃コーチ兼任になった01年限りで現役引退。通算成績は1713試合出場で1739安打の打率・291、29本塁打、403打点。

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2014年8月28日のニュース