粘っコイ!サヨナラで首位巨人に2差 10回追いつき11回石原決めた

[ 2014年8月28日 05:30 ]

<広・ヤ>11回1死満塁、石原はサヨナラ適時打を放ち石井コーチ(手前)と歓喜の抱擁

セ・リーグ 広島2-1ヤクルト

(8月27日 マツダ)
 息詰まる攻防に終止符を打ったのは、サヨナラ男の意地の一撃だった。11回1死満塁、途中出場の広島・石原が山本哲の内角フォークを強振。打球は三塁手・川端の逆シングルのグラブをはじくと、三塁走者の木村が小躍りしながらサヨナラのホームを踏んだ。

 「うれしいです。皆がつないで最後、僕に(打順が)回ってきただけ。イレギュラーしてヒットになってくれてよかった」。この回1死から、エルドレッドが四球を選び、梵の安打、失策で得た好機だった。15日の巨人戦(マツダ)以来の安打が今季初の決勝打となると、チームメートにもみくちゃにされた。

 サヨナラ劇になると、必ずこの男がいる。立役者になるのは09年から6年連続。通算7本のサヨナラ打も浅井、緒方に並んで4番目に多い。6月に右肩痛で離脱。正捕手の座を成長著しい会沢に明け渡している中で、存在感を示した34歳は「いつも準備はしている。チームが勝つために頑張るだけ」と表情を緩めた。

 諦めない気持ちが土壇場での粘りを呼んだ。先発・福井がナーブソンとの投げ合いにも譲らず0―0で延長に入り、迎えた10回2死三塁。4番手の永川勝が代打のユウイチに右前打を浴びて勝ち越しを許した。しかし、その裏に田中、松山が連打でチャンスメーク。無死一、三塁では守備や代走などでの登場が多い中東が代打で送り込まれ、中堅へ同点の犠飛を打ち上げた。流れを完全に引き寄せると11回のサヨナラ劇につなげた。

 今年のチームは、実に粘っコイ。今季6度目のサヨナラ勝ちだが、本塁打以外で決めたのはこの日が初めて。野村監督は「チームの勝利。選手はビハインドでもロースコアなら何とかなる、と思ってよくやってくれている。凄く成長してくれている」と目を細めた。チーム一丸の勝利で、阪神に敗れた首位・巨人に2ゲーム差。28日はエース・前田健で今季2度目の同一カード3連勝を狙う。まだまだ、いや絶対に諦めない。

 ▼広島・中田(11回を3人で抑え9勝目。10試合連続無失点)状態より気持ち。ここまで来て、打たれてたまるか…と。中崎、戸田も刺激になっています。

 ▼広島・福井(背水登板で7回を3安打無失点)1回ずつ集中していこうと思っていた。特に先頭打者を抑えることだけ考えて投げた。

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