三重　保育園から幼なじみコンビは完全燃焼

＜大阪桐蔭・三重＞７回１死三塁、大阪桐蔭・福島（左）は三重・宇都宮のスクイズを外す

第９６回全国高校野球選手権決勝 三重３―４大阪桐蔭

（8月25日 甲子園）
　三重の中林と宇都宮は保育園からの幼なじみ。２回に先制の２点二塁打を放った中林は「昔から一緒にやっているのは宇都宮だけ。ここまで来られてうれしい」と準優勝にも笑顔だった。

　三重の中林と宇都宮は保育園からの幼なじみ。宇都宮は２安打を放ったが、７回はスクイズを外され、９回は好機で遊ゴロに倒れて最後の打者となった。主軸を担った遊撃手は「ずっと一緒にやってきて（中林に）感謝している。ありがとうと言いたい」と、しみじみと話した。

　▼楽天・則本（三重中京大時代に中村監督から指導を受ける）最後まで粘り強く頑張ったと思う。よく三重高校とは大学（三重中京大）時代に練習試合をした。身近だった選手たちが全国の舞台でここまで戦えたことは凄いと思う。中村監督は当時から少し年の離れたチームメートというぐらい、僕らと一緒に練習をしてくれた。三重高校の戦いは、僕にとっても刺激になりました。

　▼歌手・西野カナ（０６年度卒）三重高野球部の皆さんの最後まで諦めない真っすぐな姿に感動しました。みんなの期待を背負って戦う野球部の皆さんは本当に格好良かったですし、キラキラ輝いていました！この試合できっとたくさんの人が勇気や元気をもらったことと思います。私も三重県出身の一人として、皆さんのことが誇りです。