猛打賞の松井稼 決勝の逆転3ランは「まぐれでしょ」

[ 2014年8月24日 16:43 ]

<オ・楽>1回、無死、松井稼(左)は日米通算2500安打となる中前打を放ち、花束を受け取る

パ・リーグ 楽天8―4オリックス

(8月24日 京セラD)
 楽天・松井稼が初回に日米通算2500安打となる中前安に放つと、2回に決勝点となる右中間へ逆転3ラン、さらに8回にもダメ押しの左適時打を放ち、猛打賞4打点でチームを勝利に導いた。

 初回、先頭打者で打席に立つと、初球のストレートをセンター前へ運んだ。「あと1本とは言われていた」というが「まさか1打席目で打てるとは思っても見なかった。僕らしい、いいヒットだった。僕は積極性が持ち味なので、打てる球がきたらどんどん振っていこうと思っていた」と打席を振り返った。

 プロ21年目の大記録達成に「これまで支えてくださった方に感謝したい。長く野球をやれていることに感謝したい。あとはこれからも1本1本積み重ねていきたい」を感謝の言葉を口にした。

 1点をリードされた2回には、無死二三塁からバックスクリーンに逆転の3ランを放った。打席直後にも「ホームランはまぐれでしょ」とまさかの価値ある本塁打に笑った松井稼。「(本塁打は)おまけみたいなもの。みんながつないでくれたチャンスだったので、甘い球が来たら何とか初球から振っていこうと。最高の結果がついてきた」と晴れやかな表情を浮かべた。

 8回にも適時打を放ち、猛打賞。「これからもファンの皆さんの期待に応えらるようなヒットを打っていきたい」とファンへのメッセージで締めくくった。

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2014年8月24日のニュース