レイズ指揮官“あの審判”の判定に「間違っている」と提訴

[ 2014年8月24日 15:57 ]

レイズのマドン監督(左)は審判のデービッドソンに抗議する (AP)

ア・リーグ ブルージェイズ5―4レイズ

(8月23日 トロント)
 ブルージェイズは23日、トロントでレイズと対戦、延長10回にブルージェイズがレイエスのサヨナラ打で勝利を収めた。

 だが、4回のレイズの攻撃、1死一塁の場面でブルージェイズのバーリー投手が一塁へけん制球を投じ、逆を突かれた一塁走者のマイヤーズは間一髪でセーフ。その後、打者のエスコバルが打席に入り、バーリーがプレートを踏んだところでブルージェイズのギボンズ監督がマイヤーズはアウトではないかと球審のタンペインにビデオ判定を要求。その結果、マイヤーズはアウトとなった。

 しかし、レイズのジョン・マドン監督(60)はルールでは打者が打席に入り、投手がプレートを踏んで次のプレーの準備をした時点でビデオ判定の要求はできないとタンパベインと責任審判のボブ・デービッドソン審判(62)に抗議した。結局、その抗議は認められず、試合後にマドン監督はこの判定に対して提訴の手続きを取った。

 「タンペインはルール通りにギボンズ監督のビデオ判定の要求を認めなかったが、そこにデービッドソン審判が口を出してきた。タンパベインは正しかったが、デービッドソン審判は間違っていたということだ」と不満げなマドン監督。

 一方、タンペインとギボンズ監督との協議後に、ビデオ判定を決めたデービッドソン審判は試合後「あのタイミングでのビデオ判定の要求は問題なかったというのが私の判断」とコメントを残した。

 デービッドソン審判は06年の第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でタッチアップの際、離塁が早かったとして判定を覆し、日本代表の得点を取り消したこともある。もし、提訴が認められれば、4回途中からの再試合となるかもしれない。

続きを表示

この記事のフォト

2014年8月24日のニュース