富山商・森田 2戦連続完封逃し「残念」も「甲子園は楽しい」

[ 2014年8月17日 15:41 ]

<関西・富山商>9回、関西の代打奥村に適時打を許し、舌を出す富山商・森田

第96回全国高校野球選手権大会第7日・2回戦 富山商3―1関西

(8月17日 甲子園)
 10年ぶりに戻ってきた夏の甲子園で、富山商(富山)が1973年以来41年ぶりの夏2勝目を手にした。前崎秀和監督は「素直にうれしい。子どもたちが十分に自分たちの力を出し切ってくれているので、どん欲に次も勝利を目指したい」と、さらなる躍進に手応えを口にした。

 この日もエース・森田が抜群の安定感をみせた。1回戦の日大鶴ケ丘(西東京)戦に続く2試合連続の完封勝利こそならなかったが、4安打1失点11奪三振で完投。「ブルペンでは良くなかったが、失うものはないので“出し切ってこい”と話した」という指揮官の言葉を受け、マウンド上で存在感を見せつけた。守備陣も2試合連続の無失策でエースを助けた。

 「きょうは本当に楽しく投げられた。余裕をもってストライク先行で投げることができた。前回よりも良かった。90点くらい」と森田。11奪三振については「三振は狙っているわけではない。取らないでいい時には基本的に打たせて取りたい。でも、それが結果的に三振につながっている」と淡々。9回2死から適時打を許し「最後は完封できるかなと思って、そこは残念だった」と振り返りつつも「甲子園は新鮮で楽しい雰囲気。その中で投げられるのは幸せです」と充実した表情を浮かべていた。

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