筒香に贈る1勝、三浦が気迫の満塁斬り「一丸で勝てて良かった」

[ 2014年8月14日 21:24 ]

<中・D>6回、満塁のピンチを切り抜け、ガッツポーズで引き揚げるDeNA・三浦

セ・リーグ DeNA2―0中日

(8月14日 ナゴヤD)
 DeNA先発・三浦の要所を締める投球術がチームの沈滞ムードを振り払った。

 再三、得点圏に走者を置きながらも7回を4安打無失点。6回は1死満塁とされながらも、平田とエルナンデスを斬って取り最大の危機を乗り切った。「踏ん張れてよかった。しびれてましたよ。やれることをしっかりやろうと(思って投げた)」と気迫とともに、厳しいコースに制球してみせた。これで中日戦は6連勝、今季初のナゴヤドームで結果を残した。

 前日の試合で筒香が、打球を追って梶谷と激突し脳振とうのアクシデントで離脱。この日の再検査で異常なしの診断が出たものの主砲不在の一戦、筒香に勝利を贈るべく戦った。三浦はチームを代表して「テレビで見てくれていると思う。彼が一番悔しいはず。一丸で勝てて良かった」とその気持ちを代弁した。

 これで4位中日とは再び1ゲーム差に迫った。7月23日から4連勝とした三浦はCS進出を見据え「一試合一試合大事に戦いたい」ときっぱり、頼りになる40歳右腕がチームを支えていく意気込みを見せた。

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