聖光学院“アウェー”で競り勝った!V打の石垣「“切れるな”と」

[ 2014年8月14日 16:00 ]

<聖光学院・神戸国際大付>7回2死一、二塁、右翼線に決勝の適時二塁打を放ち一塁を回る聖光学院・石垣

第96回全国高校野球選手権大会1回戦 聖光学院2―1神戸国際大付

(8月14日 甲子園)
 8年連続出場で5年連続の初戦突破。聖光学院(福島)の斎藤智也監督は「厳しい試合だったのでホッとしています」と、地元・兵庫代表の神戸国際大付を相手に“アウェー”の雰囲気の中で接戦をものにした戦いを振り返った。

 先手は奪った。相手のエース・黒田の投球にバラつきが見られた序盤の3回、安打と四球で1死二、三塁とすると「いけるところで取っておこう」とスクイズを指示し1点を先制した。すぐに追いつかれたが、先発を託した背番号「18」の今泉が6回1失点でしのぎ、7回からはエース・船迫につないだ。「予想外だった。4、5点は取られるだろうと思っていた。1失点は上出来」と指揮官。7回にようやく勝ち越し点を奪うと、その1点リードを守り抜いた。

 7回2死一、二塁から勝ち越しの右翼線適時二塁打を放った石垣は「何も考えずに大胆にいくだけだった。打った瞬間、どこに行ったか分からなかったけど、前を向いたらライトの方向に行っていた。“切れるな”と思って走っていました」と値千金の殊勲打に顔をほころばせた。

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