大垣日大 野崎 大逆転のエンディング飾る2点弾「打った瞬間分かった」

[ 2014年8月12日 20:21 ]

<大垣日大・藤代>8回2死二塁、野崎が右越えに勝ち越し2ランを放ち、右手を突き上げる

第96回全国高校野球選手権大会1回戦 大垣日大12―10藤代

(8月12日 甲子園)
 歓声と悲鳴が交錯する中で打球は右翼席に突き刺さった。9―10で迎えた8回、同点に追いつき、なお2死二塁。1ボール1ストライクから藤代・竹内の投じた116キロのスライダーを完ぺきにとらえた大垣日大の5番・野崎は打球の行方を確認しながら右手を高々と突き上げた。

 史上最大差逆転劇のエンディングを飾る勝ち越し2ラン。ヒーローは前打席で三振したスライダーに狙いを絞っての一発だった。「打った瞬間(本塁打と)分かった。これまでで一番の感覚」と声を弾ませた。

 2年連続出場。昨夏は開幕ゲームで有田工に4―5で逆転負けを喫した。その悔しさからスタートしたチーム。初回に8点を失っても簡単に諦める訳にはいかなかった。5回途中から登板した滝野が4回1/3を1安打無失点と好投し、終盤の反撃につなげた。

 大久保主将は「頑張ってきて良かった。(大量リードをされても)開き直りがあったし、諦めていなかった。きょうの試合は自信になった」と胸を張った。

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