静岡、逆転負けで11年ぶり白星ならず…栗林監督「ミスの差が出た」

[ 2014年8月12日 13:32 ]

<星稜・静岡>初戦敗退に、涙ながらに引き揚げる静岡ナイン

第96回全国高校野球選手権大会1回戦 静岡4―5星稜

(8月12日 甲子園)
 静岡は自信を持っていた接戦に持ち込んだが、守りのミスから失点し、夏の甲子園11年ぶりの白星はならなかった。

 石川大会決勝の9回に8点差をひっくり返してサヨナラ勝ちしたミラクル星稜との対戦。静岡大会で延長15回引き分け再試合から勝ち上がった“奇跡のチーム”は終始、先手を取り、主導権を握って試合を進めたが、終盤に逆転を許した。

 勝負どころの7回、静岡は2死二塁から岸山の左前適時打で貴重な追加点を挙げ、リードを2点に広げた。だが、その裏、失策が重なり、1点差とされ、なお1死一、二塁からエース辻本が中村に同点の左前適時打を許し、同点。8回には1死二塁から岩下に右中間へ適時二塁打を浴びた。

 栗林監督は「うちの選手も頑張ったけど、相手の岩下投手がよかった。最後はミスの差が出た」と悔やんだ。

 ▼静岡・辻本投手(7回に同点とされ、8回に決勝点許す)「8回に先頭を出したのがすべて。7回を引きずらないようにしたが、まだまだ制球が甘かった」

 ▼静岡・岸山一塁手(7回に適時失策)「二塁手の前の打球なので自分が捕りに行く球ではなかったが、動揺した」

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