星稜“ミラクル対決”制す 逆転勝ちで16年ぶり夏1勝

[ 2014年8月12日 13:12 ]

<星稜・静岡>力投する星稜・岩下

第96回全国高校野球選手権大会1回戦 星稜5―4静岡

(8月12日 甲子園)
 第96回全国高校野球選手権大会第2日は12日、甲子園球場で1回戦4試合が行われ、第2試合では2年連続17回目出場の星稜(石川)が3年ぶり23回目出場の静岡(静岡)と対戦。5―4で逆転勝ちし、1998年夏以来16年ぶりに甲子園での勝利を飾った。

 石川大会決勝の9回に8点差をひっくり返してサヨナラ勝ちした“ミラクル”星稜と、静岡大会で延長15回引き分け再試合から勝ち上がってきた“奇跡のチーム”静岡の対決は序盤から試合が動いた。

 初回、エース岩下が2死二、三塁のピンチを招くと、ワイルドピッチで先制点を献上。なお2死三塁から打ち取った当たりが三塁内野安打となる不運もあって2点目を失った。

 その裏1死一塁から3番・福重の右中間への適時二塁打で1点を返したが、2回には2死一、二塁から大石に左前適時打を許し、再び2点差に。3回には2死二塁から遊ゴロ失で1点を返したが、7回に1点を失い、またも2点差とされてしまう。

 だが、そこから真骨頂。その裏、1死から遊撃内野安打とニ失で一、二塁とし、敵失で1点差とすると、なお1死一、二塁から中村の左前適時打で同点に追いついた。8回には1死二塁から岩下の右中間への適時二塁打でついに勝ち越した。岩下は尻上がりに調子を挙げ、7安打4失点。最後は3者連続三振斬りでこの夏初の完投勝利を挙げた。

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