同じ球2球続け…和田「心の隙があった」メジャー初被弾

[ 2014年8月4日 05:30 ]

<ドジャース・カブス>6回途中2失点も2勝目を逃した和田(AP)

ナ・リーグ カブス2―5ドジャース

(8月2日 ロサンゼルス)
 カブスの和田毅投手(33)が1球に泣いた。2日(日本時間3日)、ドジャース戦に先発。5回2/3を2失点と好投したものの、痛恨の一発で2勝目を逃した。

 メジャー初勝利から中4日でのマウンドは、今季メジャーで2番目に多い5万3354人が詰めかけたドジャースタジアムでの一戦。00年に日米大学選手権の試合で訪れ、「こんなところで投げられたら最高です」と憧れていた球場で、ナ・リーグ西地区首位のドジャース打線を3回まで無失点に抑えた。だが、1―0の4回無死一塁で通算168本塁打の強打者ケンプに1ボール2ストライクから逆転の2ランを被弾した。

 試合前のミーティングでは「ケンプに同じ球を2球続けるな」という指示があったが、捕手カスティーヨのサインは2球連続でスライダーだった。ボール球にしようと投げた球が甘く入り、「心の隙があった」とメジャー初被弾を振り返った。

 それでもリック・レンテリア監督は今後も和田を先発で起用する方針。「勝てなかったので(ドジャースタジアムでやれた)うれしさは半分以下」という左腕が、この苦い経験を成長の糧にする。

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