元阪神のボーグルソン “初完投”勝利「すごく疲れた」

[ 2014年8月2日 16:21 ]

自身メジャー2度目の完投勝利で6勝目を挙げたボーグルソン(右)はキャッチャーのポージーと握手 (AP)

ナ・リーグ ジャイアンツ5―1メッツ

(8月1日 ニューヨーク)
 07年から09年まで阪神、オリックスで活躍し、11年からジャイアンツでメジャーへ復帰したライアン・ボーグルソン投手(37)が1日に行われたメッツ戦で自身メジャー2度目の完投勝利を挙げ、今季6勝目を手にした。

 6回にフアン・レガレスに初安打を許すまでノーヒットと好投を続けていたボーグルソンはメジャー自身初の完封勝利も見えてきたが、8回にルーカス・デューダにソロ本塁打を許し、シャットアウトはお預けに。それでもボウチー監督は「彼が何としても完投したいのは分かっていた」と続投を命じ、メッツ打線をその2安打に抑え、2時間6分という短い試合を一人で投げ切った。

 実は、ボーグルソンが11年に記録した自身メジャー初の完投勝利は6回雨天コールドによるもの。しっかりと9回を投げ切っての完投は初めて。ボーグルソンは「試合の途中でみんな自分の状態を聞いてきたが、交代したくなかったから何も答えなかった」と“真の”完投勝利に執着を見せた。それでも試合後にバッテリーを組んだポージーと握手。“真の”完投の感想を聞かれた時には「投げ切ったよ。すごく疲れた」とさすがに本心を吐露した。

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2014年8月2日のニュース