またも福留!甲子園に“恩返し”のサヨナラ打で「寒いっす」

[ 2014年8月1日 22:46 ]

<神・D>延長10回、サヨナラ打を放った福留に水をかけ、勝利を喜ぶ阪神ナイン

セ・リーグ 阪神5―4DeNA

(8月1日 甲子園)
 いつも以上の大歓声に包まれ、阪神・福留がお立ち台で歓喜に“震えた”。「寒いっす。ちょっと冷たい水をかけられたんで寒いっす」。それでも笑顔でいっぱいだった。

 延長10回、鳥谷の中前打からチャンスを広げた。代打・関本が敬遠で歩かされ1死一、三塁で回ってきた打席。「絶対に決めてやろうと思った。目の前で敬遠されたんで。何でもいいから食らいついてやろうと」。2球で追い込まれた。だが、3球目。外寄りのスライダーを、ベテランらしく巧みにセンターに弾き返した。

 7月22日の巨人戦(甲子園)で延長12回2死からサヨナラ弾に続く劇打。特にこの日は本拠地・甲子園が誕生から90年を迎えたメモリアルデー。ファンの期待は十分過ぎるほど分かっていた。自身もPL学園高時代に“聖地”でプレーし、プロ野球の道へと進んだだけに“恩返し”の一打に「良かった」とホオを緩めた。

 和田監督も「どうしても取りたいゲーム、勝たなきゃいけないゲームだった」と劇的なサヨナラ勝ちに笑顔。再三の好機を逃して延長戦にもつれ込んだ試合展開を反省しつつ、7回4失点で降板した先発・藤浪の後を無失点でしのいだリリーフ陣を「よく頑張ってくれた」と称えていた。

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