西　自身の連敗止め１カ月ぶり白星「一つ一つ大切に投げたい」

＜オ・ロ＞西は１２勝目をあげファンの声援に笑顔で応える

パ・リーグ オリックス６―２ロッテ

（8月1日 京セラＤ）
　自身の連敗を２で止め、両リーグトップとなる１２勝目を挙げたオリックス・西。７月８日のソフトバンク戦（ヤフオクＤ）以来、本拠地では同１日以来となる１カ月ぶりの白星とあって「ここ何試合か迷惑をかけてばかり。ファンにも嫌な思いをさせてしまって…」。お立ち台ではまず、やきもきさせた地元ファンへ頭を下げた。

　２回にロッテの新外国人・デスパイネに来日１号となる先制弾を浴びるが、劣勢から救ったのが女房役の伊藤だった。直後の無死二、三塁から逆転のタイムリー。「バッテリーとしても心に余裕ができて、いいヒットだった」と自賛の打撃で、西の粘投を引き出した。

　「８月に入ったので、気持ちを切り替えて一つ一つ大切に投げたい」と、７回途中でマウンドを降りた反省も忘れなかった西。最多勝へ。一つ一つ白星を重ねていくつもりだ。