エース右腕・高橋「革命を起こしたい」向上、悲願の初切符なるか

[ 2014年7月29日 14:00 ]

第96回全国高校野球選手権神奈川大会準決勝 向上5―2横浜隼人

(7月29日 横浜スタジアム)
 神奈川大会準決勝で横浜隼人を下して30年ぶりの決勝進出を果たした向上の右腕エース・高橋裕也(3年)は満面に笑みを浮かべ、快勝を喜んだ。

 2回に先制点を許したものの、その裏に自らのバットで同点に追いつき、一気に逆転に成功した後は、丁寧に低めをついて3回以降はゼロ行進。9回は横浜隼人の粘りにあって1点を失ったが、156球を投げ、8安打2失点と力投して完投勝利を飾った。

 「ここまで来たら最後は気持ちの勝負になる。革命を起こしたい」と高橋。向上は1984年以来30年ぶり3度目の決勝進出だが、過去2回はともに決勝で涙をのみ、甲子園出場はまだないが、2回に逆転の右越え三塁打を放つなど2安打2打点と活躍した2番・鈴木陵史(3年)は「この夏に懸けてきた」と今春の関東大会準優勝で悔しい思いをした分も“今度こそ頂点”を誓った。

続きを表示

2014年7月29日のニュース