和田メジャー1勝 背水の覚悟で臨んだマウンド「これがスタート」

[ 2014年7月29日 13:17 ]

<カブス・ロッキーズ>先発し7回を1失点で投げ終え、観客に拍手で迎えられるカブス・和田(AP)

ナ・リーグ カブス4―1ロッキーズ

(7月28日 シカゴ)
 渡米3年目、カブスでメジャー初登板から3試合目で和田が初勝利を挙げた。

 前回登板でコントロールに苦しんだのとは一変。初回から3者連続三振と最高の滑り出し、これで波に乗った和田は5回まで球威のあるボールが決まり連打を許さなかった。

 唯一のピンチとなった6回には連打を浴びたが1失点にしのいで、7回まで5安打1失点の快投となった。和田は「後押ししてくれた全ての人々に感謝したい。きょう駄目だったら後はないというイメージだった」と背水の覚悟で臨んだことを明かした。

 日本球界で新人王、リーグMVPまで取った左腕が、12年の渡米後は肘の手術などで苦闘した。和田は「チャンスがもらえたら結果を残していきたい。ようやく勝って、これがスタート」と踏み出した一歩の次を見据えていた。

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