西濃運輸 王者JX―ENEOS撃破 阪本先制、森が満塁一掃打

[ 2014年7月29日 05:30 ]

<JX―ENEOS・西濃運輸>勝利を喜ぶ西濃運輸ナイン

都市対抗野球第11日・準決勝 西濃運輸6―1JX―ENEOS

(7月28日 東京ドーム)
 王者を止めたのは、切れ目のない西濃運輸の強力打線だった。

 3点をリードした3回2死満塁。9番・森が走者一掃の左翼線二塁打を放って一方的な展開に持ち込み、3連覇を狙ったJX―ENEOSにお家芸の逆転ができる雰囲気すらつくらせなかった。

 「僕が決めるしかないと思った。大一番だと思っていたので、倒せてうれしい」と森。初回2死一、二塁ではコーチ兼任の38歳・阪本が右翼線に先制打を放ち、新人の22歳・谷が右前適時打で続いて勢いづいた。ベテランと若手が融合し3回までに7安打6得点。今大会最年長64歳の林教雄監督は「選手の成長を実感している。素晴らしい打撃ができるようになった」と目を細めた。94年以来20年ぶりの決勝進出。悲願の初優勝が、手の届くところまで来た。

続きを表示

2014年7月29日のニュース