聖光デジャビュ8連覇 昨夏決勝と同じ相手に同じく延長サヨナラ

[ 2014年7月27日 05:30 ]

<聖光学院・日大東北>延長11回に八百板(中央)がサヨナラのホームに滑り込み、歓喜の聖光学院ナイン

福島大会決勝 聖光学院7―6日大東北

(7月26日 郡山開成山)
 聖光学院ナインは全員泣いていた。6―6の延長11回無死一、二塁。3番・柳沼の打球が左翼頭上を越えると二塁走者の八百板はヘッドスライディングで生還した。サヨナラでの8年連続切符。選手は泥だらけの顔に涙を流して抱き合った。

 「ガムシャラに振った。(勝利の瞬間は)言葉にならないけど何かを叫んでいた」。柳沼は興奮気味にまくし立てた。

 9回の同点劇も柳沼のバットから始まった。4点ビハインドのまま、2死一、三塁。斎藤智也監督も「負けを覚悟した」という。ここで柳沼が左翼線へ2点二塁打し、4―6。さらに4番・安田が右中間三塁打、5番・伊三木が右越え三塁打とクリーンアップの3連続長打で「あと一人」から4点差を追いついた。

 「逆転の練習」が実った。夏の大会に向けて、6月からは4点ビハインドの7回の場面から始める紅白戦を実施。逆転できなければ、点差×1周のベースランニングの罰が課された。この試合4安打を放ち、今大会27打数18安打、打率・667で福島大会の最高打率(20打数以上)を更新した柳沼は「あの練習をやってきたので、自信があった」と胸を張った。

 昨年の決勝も日大東北と対戦し、3―4の9回2死二、三塁から同点に追いつき、延長10回にサヨナラ勝ち。2年連続で最速145キロ右腕・大和田を攻略し、斎藤監督も「選手が執念を見せてくれた」と目を潤ませた。

 これで05~12年に智弁和歌山が達成した戦後最長の8連覇に並んだ。指揮官は「7連覇以上して日本一になっていないのはうちだけ。甲子園でも負けない野球を見せたい」と東北初の全国制覇を見据えた。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2014年7月27日のニュース