“がばい旋風”再び!!佐賀北、延長制し2年ぶり4度目出場

[ 2014年7月24日 05:30 ]

<佐賀工・佐賀北>延長で甲子園出場を決め、両手を上げ喜ぶ佐賀北・エースの福井

佐賀大会決勝 佐賀北3-2佐賀工

(7月23日 佐賀県営)
 佐賀大会の決勝では佐賀北が佐賀工との延長戦を制し、2年ぶりの夏切符を手にした。

 1点リードの延長10回の守りは2死満塁。佐賀北のエース右腕・福井はありったけの力を込めた直球で空振り三振を奪った。前日の準決勝・佐賀学園戦から2戦連続で延長戦を制し、2年ぶりの夏代表だ。

 先発左腕・横尾の後を受けて、6回から5イニング無失点に抑えた福井は「気力で投げた。最後は気持ちのこもったストレートを投げ込んだ」と言葉に実感を込めた。

 昨秋は制球難に苦しんで、一時は背番号1を横尾に奪われた。「このままでは夏は投げさせないよ」と百崎敏克監督から厳しく言われて発奮。この夏は26回2/3で防御率0・00とエースの仕事を果たした。

 横尾からの継投が佐賀北の必勝パターン。先発から左―右の投手リレーは、馬場―久保とつないで全国優勝した07年のあの夏と同じだ。粘り強さも先輩たちに負けていない。5試合のうち実に3試合が延長戦での1点差勝利。残り2試合のリードはいずれも2点と接戦をくぐり抜けてきた。

 百崎監督は「どの試合も厳しく、いつ負けてもおかしくなかった」と選手たちの成長を実感しながら振り返った。受け継がれた粘り強さで、甲子園に再び“がばい旋風”を巻き起こす。

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2014年7月24日のニュース