ギバちゃん母校 悲願の初出場!角館ソイヤ、ソイヤの快進撃

[ 2014年7月24日 05:30 ]

<能代松陽・角館>甲子園出場を決めて喜びを爆発させる角館ナイン

秋田大会決勝 角館3-1能代松陽

(7月23日 秋田県立)
 第96回全国高校野球選手権大会(8月9日から15日間、甲子園)の地方大会は23日、38大会で150試合が行われ、4代表が決定。秋田は角館が春夏通じて初の甲子園切符をつかんだ。

 スタンドから流れる「一世風靡(ふうび)セピア」のヒット曲「前略、道の上より」のリズムに乗り、角館がソイヤ、ソイヤの快進撃だ。創立90年目、創部84年目で春夏通じて悲願の初切符。同校OBの俳優・柳葉敏郎がアドバイザーを務めるクラブチーム「大曲ベースボールクラブ」に所属する湯沢淳監督は、土砂降りの雨の中、万感の思いで3度宙を舞った。

 昨夏は決勝で秋田商と延長15回の死闘の末、サヨナラ負け。今センバツは豪雪地帯のハンデを乗り越えて21世紀枠候補に選出されたが落選し、いずれもあと一歩で甲子園を逃した。これが三度目の正直。同校出身の指揮官は「1世紀近くかかったけど、やっと(重圧から)解放されたな」と安どの表情を浮かべた。

 大の野球好きとしても知られる柳葉は現在、秋田に自宅を構えているが、この日は仕事のため応援に駆けつけることができなかった。湯沢監督とはクラブチームの集まりで年に1度は顔を合わせる間柄。今大会は「気を使ってくれたのか連絡はなかったです」と話したが、会う度に「頑張れよ」と気に掛けてくれていた先輩に吉報を届けた。

 柳葉はフジテレビ系で放送中のドラマ「あすなろ三三七拍子」で学ラン姿の応援団役として主演を務める。都合がつけば、甲子園にも強力な応援団として母校の応援に駆けつける可能性もある。「優勝して泣いたら甲子園で勝てなくなる」と涙を封印した湯沢監督。甲子園初勝利で先輩とともに歓喜の涙を流す。

 ▼柳葉敏郎(俳優。OB)甲子園出場おめでとうございます。角高魂を全国の皆さんに見せてください。フレーフレー角館!フレフレ角館!フレフレ角館!

続きを表示

この記事のフォト

2014年7月24日のニュース