T―岡田 “納得”V打 糸井敬遠で勝負も「仕方ない」

[ 2014年7月23日 05:30 ]

<オ・日>お立ち台で、安達(左)とともにファンに手を振るT―岡田

パ・リーグ オリックス4-3日本ハム

(7月22日 京セラD)
 オーナーもご満悦の大勝利だ。7回に大谷の適時打で同点とされる嫌な展開だったが、8回のオリックス・T―岡田の勝ち越し打で勝負を決めた。

 糸井敬遠後の1死一、二塁で、宮西のスライダーを右前に運ぶ適時打。T―岡田は「目の前の敬遠は悔しいが、前が糸井さんなので仕方ない。自分にとってはチャンスだし、強い気持ちで打席に入った」と喜んだ。

 こんなドラマチックな白星に、観戦していた宮内義彦オーナーも「まれに見る好試合。後援会の皆様も満足、兼、疲れさせてしまったかな」と笑顔で帰路についた。

 この日はオリックスの後援会総会が京セラドームであり、スポンサー企業の関係者が集合して観戦。総会の中では森脇監督が「スリリングな展開で、シーズンの最後まで行きたい」とあいさつもした。そんな一戦で恥ずかしい戦いはできない。指揮官の宣言通りにスリリングな展開での白星を届け、宮内オーナーも「よく頑張っている。みんな全力を出し切っている。今まで(オリックスは世間で)あまり話題に上らなかったけど」と高評価しつつ「まだ59試合もあるから。これからが死闘」と念を押した。

 森脇監督は「途中で帰りにくい試合展開だったかな。最後まで見届けないといけない」と笑いながらも、白星奪取に胸をなで下ろした。球宴を挟み3連勝。2位ソフトバンクに1・5ゲーム差をつけ、一歩リードした。

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2014年7月23日のニュース