ソフトB “鬼門”北九州6連敗 岡島まさかの連続被弾

[ 2014年7月23日 05:30 ]

<ソ・ロ>7回1死、クルーズに左越えに逆転の本塁打を打たれガックリの岡島

パ・リーグ ソフトバンク3-4ロッテ

(7月22日 北九州)
 “鬼門”のことは誰もが頭にあった。1点リードの7回1死。勝利の方程式は白星という答えをはじき出すはずだった。だが、いきなり計算が狂う。ソフトバンクのベテラン左腕、岡島がまさかの連続被弾。ハフマンに同点の3号ソロを浴びると、続くクルーズは決勝10号ソロを食らった。ともに打たれたのは岡島が投球のアクセントに使うカーブ。狙われたのか。

 「打ち方はそうでしたね。終わってみたら打ち方はそうだったと思うけど、あの時は分からなかった。連続ホームランを打たれるのはショック。外国人選手だし、悔しい」

 メジャー6年間で266試合に投げた。通算17勝8敗6セーブ、85ホールド。メジャーリーガーと対等に渡り合った左腕は日本球界復帰後、一度も外国人選手にサク越えを許していなかった。両助っ人に攻めたカーブは、上下の変化があり、目線をずらすには最適の選択。ただ、相手にその球を狙われていた。セオリー通り攻めた結果。不運としか、言いようのない逆転負けだ。

 なぜか勝てない。11年8月31日のオリックス戦以来、ここ北九州市民球場は1分けをはさみ、6連敗。96年4月16日の日本ハム戦から97年5月9日のロッテ戦まで喫した5連敗を上回る北九州での球団ワースト記録となった。「2発だったな。1発、2発だもんな。2発だったなぁ。カーブ、カーブ…」と秋山監督は呪文のような言葉を繰り返していた。

 首位・オリックスが勝ったため、その差は1・5ゲーム。“鷹の祭典”で真っ赤に染まったスタンドには2万人のため息がこぼれた。今季はこれが北九州最終戦。4年越しの連敗記録は5年目へ持ち越される。

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2014年7月23日のニュース