黒田「もうデジャブのよう」…今季5度目白星消えた

[ 2014年7月22日 05:30 ]

<ヤンキース・レッズ>好投の黒田だが、白星は付かず

インターリーグ ヤンキース3―2レッズ

(7月20日 ニューヨーク)
 ヤンキースの黒田博樹投手(39)は20日(日本時間21日)、レッズ戦に先発し、6回2/3を3安打1失点(自責0)と好投。勝ち投手の権利を持って交代したが、救援が打たれて今季7勝目はならなかった。

 降板後に勝ち星が消滅するのは今季5度目で「もうデジャビュのよう」と苦笑いしたが、田中が離脱し、苦しい台所事情の中で抜群の安定感を発揮してサヨナラ勝ちを呼び込んだ。

 メジャー通算200試合目(先発は199試合)の節目のマウンドは、相手のエース右腕クエトとの投手戦。「チームの勢いと相手投手を考えれば先に飛ばしていかないと」と普段のスタイルをガラリと変えて、初回からスプリットを多投し、3者連続三振で立ち上がった。5回に失策絡みで1点を失ったものの、7回2死まで99球で試合をつくった。

 これで首位・オリオールズに3ゲーム差に接近した。今季唯一ローテーションを守る39歳に対し、ジョー・ジラルディ監督は今後も投球数を100球以内に限定し、故障につながらないように休息も与える方針。「プレーオフに行くには彼に投げてもらわないといけない」と巻き返しのキーマンに指名した。

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2014年7月22日のニュース