朝霞・菊島 207球熱投!シード撃破 2日間で18回2/3

[ 2014年7月18日 05:30 ]

<市川口・朝霞>最後の打者を打ち取りガッツポーズの菊島

埼玉大会3回戦 朝霞6―5市川口

(7月17日 朝霞市営)
 埼玉大会では、前日に延長15回の末に引き分けとなった再試合で朝霞が市川口を延長11回の末に6―5で破り、4回戦進出を決めた。

 体がのけぞるほどのガッツポーズだった。延長11回2死二塁。朝霞のエース右腕・菊島は最後の打者を得意のスライダーで中飛に打ち取った。106球を投げ抜き3失点。前日に延長15回の末、引き分けたDシードの市川口を撃破して「きのうは自分のせいで再試合になった。気持ちだけで行こうと思った」と汗を拭った。

 前日は3点リードの6回から登板したが、同点に追いつかれた。10回を投げた翌日、再試合で3回途中からマウンドに上がると、最後までマウンドを守った。2日間で18回2/3、207球の熱投にも「疲れは感じなかった」と涼しい顔だった。

 昨年12月、埼玉県選抜の一員としてオーストラリア遠征を経験した。「相手はみんなでかかったけど弱点はある。そういうところを見て投げられるようになった」。浦和学院など強豪私学が早々と敗退する波乱続きの今大会。菊島は「公立として甲子園に行きたい」と力を込めた。

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