グラウンドキーパーの弟と共演も…ニシェク　敗戦投手に「つらいね」

オールスター戦で敗戦投手となったニシェク（ＡＰ）

第８５回オールスター戦 ア・リーグ５―３ナ・リーグ　

（7月15日 ミネアポリス）
　５回に決勝点を許した元ツインズのニシェク（カージナルス）は、弟がグラウンドキーパーを務めているターゲット・フィールドで敗戦投手となり「制球が悪かった。つらいね」と悔しがった。

　過去５回のワールドシリーズは、いずれも球宴で勝ち、本拠地開幕権を得たリーグのチームが制覇。２二塁打で２打点と奮闘したルクロイ（ブルワーズ）は「まずはワールドシリーズに出ないことには」と淡々と話した。

　≪米球宴アラカルト≫

　☆始球式　地元ツインズなどでプレーし、１８年連続で球宴選出された元内野手ロッド・カルー氏が務めた。背番号２９はツ軍の永久欠番。

　☆国歌独唱　大ヒットディズニー映画「アナと雪の女王」でエルサ役の声優を務め、主題歌「Ｌｅｔ　Ｉｔ　Ｇｏ」を歌った女優イディナ・メンゼルが務めた。

　☆１イニング限定　両軍合わせて２１投手が起用されたが、１イニングを超えて登板する投手がいなかったのは史上初めて。

　☆ナ・リーグで参加　球宴メンバー発表直前にカブスからアスレチックスにトレードされたサマージャは、一人ナ・リーグの練習ユニホームと特製帽子姿でナ・リーグ側で選手紹介。その後ア軍の帽子と練習着に着替え、ア・リーグベンチで試合を観戦した。プレー資格はなかった。

　☆来年の開催地　シンシナティ。０３年に開場したレッズの本拠グレート・アメリカン・ボールパークで７月１４日に初開催される。シンシナティでの開催自体は８８年以来２７年ぶりになる。