父は元巨人選手!立教新座 吉村で聖望撃破 主将3安打3打点

[ 2014年7月17日 05:30 ]

<聖望学園・立教新座>2回2死二塁、立教新座・吉村は中前適時打を放ちベンチに向かって“どうだ!”

埼玉大会3回戦 立教新座8―1聖望学園

(7月16日 県営大宮)
 埼玉大会では立教新座が今春県大会準優勝の聖望学園を8―1で撃破。吉村禎章氏(51=スポニチ本紙評論家)の次男・俊捕手(3年)は3安打3打点の活躍を見せた。

 立教新座の主将が、打席に立つたびに快音を響かせた。元巨人・吉村禎章氏を父に持つ俊が、公式戦初の3安打3打点と大暴れ。今春県大会準優勝校、Aシードの聖望学園に8―1と大勝し「ただの1勝より大きい1勝」と喜びを爆発させた。

 2回2死二塁では「待っていた」というスライダーを右前へ。さらに4回1死満塁、体勢を崩されながらも左翼線へ2点適時打を運んだ。6回にも中前打を放ち「出来過ぎ」とはにかんだ。マスクをかぶっては低めを軸に球種を絞られないようリードし、相手打線を1点に封じた。15日に65歳の誕生日を迎えた大野道夫監督は、「いい形で打ってくれた。いいプレゼント」と感謝した。

 「何よりチームの勝ちがうれしい」と俊主将。ヘルニア手術、右肘痛、頭部死球での1週間の入院生活…。ケガに苦しんだ分、最後の夏は、まだまだ野球を楽しむ。

 ▼吉村禎章氏(スポニチ本紙評論家)キャプテンをやらせてもらって、メンバーやベンチに入れなかった仲間の思いも本人は感じながら戦っている。

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2014年7月17日のニュース