PL学園 5回コールド発進 継投や代打は選手の話し合いで

[ 2014年7月17日 05:30 ]

大阪大会2回戦 PL学園13―2大阪府教育センター付

(7月16日 南港中央)
 昨夏は部員の部内暴力による対外試合禁止処分で予選に出場できなかったPL学園が、2年ぶりの夏の大阪大会を5回コールド発進で飾った。

 後任監督が決まらず昨秋、今春に続き3季連続で監督を務めた正井一真校長(66)は「ホッとした。スタンドの3年生も大きな声で校歌を歌ってくれてうれしかった」と胸をなで下ろした。

 野球経験がない正井校長だが、主将の中川圭の失策が出て2点リードされた3回の攻撃前には「1人のミスはみんなでカバーしよう」と声をかけた。すると3回に5得点、4回に8得点。中川圭も2安打で汚名を返上した。

 この日の継投や代打は選手で話し合い決めた。ベンチの最前列でサインを出した宇佐美は昨秋の一塁コーチ、今春の三塁コーチを経て“昇格”。「投手の癖は分かっていたので盗めると思った」と3回には重盗を成功させるなど勝利に貢献。文字通りの選手一丸の白星だった。

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2014年7月17日のニュース