ロッテ石川 ナイター初白星 7回失点“無っし~”で6勝目 

[ 2014年7月15日 05:30 ]

<ロ・ソ>決勝打の加藤(左)と6勝目の石川(右)はふなっしーと勝利のジャンプ!

パ・リーグ ロッテ1-0ソフトバンク

(7月14日 QVC)
 今宵は絶景なっしー!ロッテは14日、首位ソフトバンクに1―0で勝利した。先発のドラフト1位ルーキーの石川歩投手(26)は宝刀シンカーで強打の相手打線を翻弄(ほんろう)。8回の投球練習中に右親指の付け根をつって降板するアクシデントがありながらも、両リーグ新人トップタイの6勝目を挙げた。始球式などを務めた千葉県船橋市の非公認キャラクター「ふなっしー」の前で、初めてナイターで勝利投手となった。

 突然のアクシデントにロッテファンは騒ぎはじめ、「ふなっしー」は声を失なっしーだった。ソフトバンクの強力打線を封じ込めていた石川が8回のマウンドに向かい、投球練習で1球を投じた直後。新人右腕は異変を訴え、苦もんの表情を浮かべたのだ。

 「親指の付け根がつりました。きょうは暑かったですよね?その影響かもしれません」7回まで4安打で失点無っしー。わずか89球の完投ペースだったが、ここでお役御免。その後は救援陣が無失点に抑え、新人では大瀬良(広島)に並ぶ最多の6勝目を手にした。だが、伊東監督から厳命されていたプロ初完封はなっしーで、「きょうはいけそうだったので、悔しいです」と唇をかんだ。

 この日は地元の人気ゆるキャラ「ふなっしー」が始球式やヒーローインタビューなどを務め、「梨の妖精」パワーに背中を押された。試合前は公式ソング「ふな ふな ふなっしー」が流れる中で投球練習。ふなっしーの「自称」決め球は「ナシ(梨)ンカー」。石川も最速149キロの直球と、宝刀シンカーで凡打の山を築いていった。「直球で内角を厳しく攻められたので、外のシンカーも生きたと思う」。ソフトバンク戦は3試合で先発し、20回2/3で自責点0。まさに「鷹キラー」だ。

 試合後には、一緒にお立ち台に上がった「ふなっしー」から「しびれたなっしーな!失点な(無)っしーな!」と賛辞を贈られた。ニックネームは「石川五右衛門」で、普段はヒーローインタビューでの「絶景です!」が決まり文句。この日は「絶景なっしー!」とお約束のフレーズを発し、最後は「感謝、感激、梨汁ぶしゃー!」と雄叫びを上げながらノリノリでジャンプも披露した。

 昼間の土、日曜の登板も多かったため、ナイターで挙げたの勝利は今回が初だ。「ふなっしーと握手したら(中の人の)リアルな感触がありました。今はいい感じで投げられている。後半戦もチームの勝利に貢献したいなっしーな!」。夜の男になった若き右腕の額には、「梨汁」ならぬ心地よい汗が光っていた。

 ▼ロッテ・伊東監督 石川は球に切れがあり、田村との呼吸もピッタリだった。左打者の内角をよく攻めた。初めて組ませたバッテリーだったけど、本当に素晴らしかった。

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