黒田 7回3安打2失点で勝敗つかず 2暴投が失点に絡む

[ 2014年7月12日 11:17 ]

オリオールズ戦に先発したヤンキースの黒田(AP)

 ヤンキースの黒田は11日(日本時間12日)、ボルティモアでのオリオールズ戦に先発し、7回、103球を投げ3安打2失点で降板。勝敗はつかなかったが、4回に2暴投など制球を乱して2失点した以外はスプリットを駆使し、オリオールズを3安打に抑えた。試合は延長10回、2―3でサヨナラ負けし2連敗。ヤンキースは勝率5割に戻り、同じア・リーグ東地区で首位のオリオールズは3連勝で今季最多の貯金10とした。

 3回まで1安打無失点に抑えていた黒田だが、4回、先頭打者のピアースに死球を与え、続くジョーンズがジーターのグラブを弾いて中前打を放ち無死一、三塁となったところでクルーズへのスプリットがワンバウンドとなる暴投で1点を献上。さらに打者・デービスの時も暴投で走者を進めてしまいその後、左犠飛で追いつかれた。

 ヤンキースの開幕時の先発ローテーションで、サバシア、ノバに続き前日に田中将の右肘靱帯の部分断裂が判明。変わらずマウンドに立ち続けているのは39歳の黒田だけという非常事態の中で、力投を見せていたが7勝目はならなかった。

 ヤンキースは2回にロバーツの5号ソロで先制。3回にもジョンソンが6号ソロを放ち加点。イチローも「7番・右翼」で先発し2本の二塁打を放つ活躍を見せたが、4回以降得点ができなかった。

 ▼黒田の話 勝たないといけない試合だった。四回の(暴投が絡んでの)点の取られ方がもったいない。(前半戦の登板を終え)いい投球も悪い投球もあったが、ローテーションを崩さずに投げられた。

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