初スライドの菅野 初連敗 初回被弾、悪天候で“準備不足”

[ 2014年7月10日 05:30 ]

<D・巨>初回2死一、二塁、DeNA・後藤(奥)に左越え3ランを浴びた菅野

セ・リーグ 巨人0-3DeNA

(7月9日 沖縄セルラー)
 巨人・菅野はプロ入り通算43試合目の登板で自身初の連敗を喫した。

 初のスライド登板に加え、台風の影響で調整も限られた。それでも「難しい状況でも力を発揮するのがチームの中心選手。まだまだ甘いです」と言い訳せず責任を背負った。

 1球に泣いた。初回2死一、二塁。後藤への初球、143キロ直球はストライクゾーンに甘く入り、先制3ランを許した。結果的には、これが決勝3ランとなり「得点圏で積極的に振ってくる打者。初球からいく必要はなかった」と悔やんだ。

 先発予定だった8日の同カードが中止となり同日は悪天候による安全に配慮して外出禁止。菅野は那覇市内の宿舎でストレッチや体幹強化など軽めの運動を行ったが、室内とあってキャッチボールは行えず、厳しい条件の中でマウンドに上がっていた。原監督は「立ち上がりがね。準備不足だったのかなと感じた」と指摘し、女房役の阿部も「立ち上がりが不安定だった」と振り返った。2回以降、降板する6回までわずか被安打2。初回のあの一球だけが悔やまれた。

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2014年7月10日のニュース