田辺監督代行の後継「恐怖の9番」金子!流れを変える内野安打

[ 2014年7月9日 21:53 ]

<西・ロ>お立ち台でガッツポーズする西武・金子(左)と岡本篤

パ・リーグ 西武10―5ロッテ

(7月9日 西武D)
 前日8日の逆転サヨナラ勝ちの勢いそのままに西武がロッテに打ち勝った。これで今季初の4位に浮上。田辺監督代行は「チームは集中している」といい状態で球宴直前の戦いができていることを誇った。

 劣勢の試合の流れを変えたのが、ラストバッターの金子だった。2回にショートへの適時内野安打を放ち、炭谷の適時打に続いて2点目が入った。これがアウトになっていれば、唐川が立ち直ったかもしれない展開での安打は、西武に逆転をもたらした。

 その後も金子のバットから快音が続き、終わってみればプロ初の4安打を記録。連日の早出特打ちの成果が出て、田辺監督代行は「恐怖の9番打者。どこかで聞いた言葉ですけど」と、自身が現役時代にそう呼ばれたことを引き合いに活躍をたたえた。

 打率は前日の2割8分1厘から一気に3割4厘にまで上昇。ルーキーイヤーの2割2分3厘から比べれば、打撃の進境著しい。「臆病にならずどんどんバットを振っていきたい」と答えた金子だが、恐怖の9番が西武の夏場の反攻のカギを握っている。

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2014年7月9日のニュース